ヨナオシクス

まったり三十代フリーライター(ワープア)が様々なことを調べています。主なソースはWikipediaとYoutubeです。

30代で考え始めた引き算の大切さ

30代半ば頃から物事に対する考え方がどんどん変わるようになったと思う。

 

10代、20代の頃はとにかくインプットを増やしたいという気持ちが強くてなんでもいいからやる事にしていた。興味があることはもちろん、興味がなくても必要であればやっていた。

 

そうしようと思った背景には「本を書きたい」という一つの理由があった。動機はとても不純で働きたくなかったので一発当てて寝て暮らしたいという熱い想いがあったからだった。ただ、本もあまり読まない人間がどうしたら売れる本を書けるのか、アホなりに考えた結果がとにかく「変わった経験」をすることだった。

 

 

年を取ってから「あれがやりたかった」と後悔したくない気持ちもあったので、若い体力のある内にしかできないような無茶なことはなるべくやるようにしていた。とにかくいいことも悪いこともなんでも本を書くことの「プラス」になると前向きに捉えて。

 

結果的に自分の世界は広がって、もし本を書きたいと思っていなかったら単調に生活していて、こうしてブログを書こうとも思わなかったんじゃないだろうか。とはいえ「本を書きたい」というのを現実から目を背ける言い訳にして苦しみを誤魔化して生きながらえていた部分はかなりあったと思う。

 

そういった中で、色々と自分の中でやってみたいなと思ったことを一通りやり尽くしたと心の底から思えたのが三十代前半頃だったが、それから抜け殻のようになってしまって数年間は自暴自棄な時期が続いていた。

 

さあ、そろそろ何か書くかと思い始めた途端「結局自分は何が書きたいのか分からない」という事実に直面したのが大きかったのかもしれない。色々と経験して自分の内側に様々な情報を腐るほど蓄積した結果何が書きたいのか分からないというのは、もはやアホの極みだとしか思えなかった。

 

とある小説家の講演内容をネットで読んでいて、自分の中の余分なものを削ぎ落とし尽くして伝えたいことが何も残らなかったらそれは表現の才能がないと書いていたが、正にその事実を突きつけられたようだった。

 

「本を書きたい」という自分を支えていた動機も無くなり、体力の衰えも感じ始めて、自分はもう若くはないと心の底から思うようになったので、今までの「足し算」の考え方を「引き算」の考え方にシフトすることにした。ちょっと前に流行った断捨離を物心両面で行ったのだった。

 

とりあえずモノを捨てた。モノ持ちが良い方だったが大分捨てたのですごい部屋がすっきりして、部屋が汚くならなくなった。一度捨て始めるとどんどん捨てたくなってくるので、そのうち何も無くなりそうで恐い。

 

次に関心の範囲を変えることにした。今までだと本を書くために必要だと、社会や政治や経済の話もある程度はチェックしていた。しかし、「家庭」や「職場」といった最低単位の身の回りの社会もコントロールできないのに、それの集合体である大きな社会や政治に関心を持っても意味がないと切り捨てることにした。経済の話にしても、マクロの話よりもまず自分の金銭管理をする方を優先するようにした。

 

過去についてもあまり引きずらなくなった。変に過去にいい体験をしていると、それにすがってしまい負のスパイラルに陥りがちだったが、あれは夢だったんだなとおもうことで新鮮な気持ちで新しいことに取り組めるようになった。

 

とにかく今まで闇雲に自分に「足し算」していたものを、バッサバッサと「引き算」し始めて無くしていくとすごいすっきりして不思議と物事が好転し始めた。使える時間も増えたし、いかに自分が不必要なことに気を取られていたかに気付かされた。

 

結局元々何がしたかったかを振り返ると「何もしたくなかった」訳で、自分らしさを十数年ぶりに取り戻せてよかったなと思う、

人生を変える断捨離

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