ヨナオシクス

まったり三十代フリーライター(ワープア)が様々なことを調べています。主なソースはWikipediaとYoutubeです。

夢から醒めた夢

年始にインフルエンザにかかる。年末年始は病院の外来がどこもやっていなくて、ポカリスエットを飲んでなんとかやり過ごした。「飲む点滴」の異名を持つだけあるなと感動を覚えた。

 

インフルエンザにかかると高熱がでるのだが、高熱がずっと続くと幻覚のようなものが見え始める。苦しさを通り越して一種の楽しさを感じたので安楽死とはこんな感じなのかなと思った。

 

しかし、熱が冷めるとめくるめく夢のような世界が終わって現実に引き戻される。ただ、その現実もまるで夢のような世界に感じた。

 

頭の中に「夢から醒めた夢」という単語が浮かんだので検索したところ、赤川次郎が同名のタイトルの絵本を出していたらしい。

 

お化け屋敷に迷い込んだ幼い女の子が幽霊と入れ替わりこの世とあの世を冒険する話だそうだ。劇団四季がミュージカルで上演していたそうなので有名なのだろうけど知らなかった。

 

赤川次郎が自分の娘のために書いたものだということだが、どんな意図があったのかとても気になる。

劇団四季 ミュージカル 夢から醒めた夢 [DVD]

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そんな感じで高熱から醒めたら今まで当たり前のように過ごしていた世界がとても異質なものに感じて、夢を見ているような日が数日続いていた。

 

コンビニに足を踏み入れても、こんなたくさんの商品が当たり前のように手に入る状況はまるで何かに化かされているかのように思えた。そういえば、セブンイレブンは一時期ずっと忌野清志郎の「デイドリームビリーバー」が流れていたけど、あれは白昼夢を見ている消費者を揶揄していたのだろうか。

 

外をフラフラ歩いていると高層ビルや高速道路の高架が目に入るが、当たり前のようにああいう巨大建造物を利用しているものの、なぜあんなものが存在できているのか知らないで使っていることにちょっとした恐怖を感じた。

 

こうしてネットに物を書き込んで会ったこともない人が自分の文章を読むというのも、当たり前のようになってしまっているが悪い夢のような話ではないだろうか。

 

人と話してもネットを見ても人は夢の話をしていて、あれが欲しい、あれになりたい、あれがしたいと日々幻を見ているようだった。

 

寝ている間に見る夢は自分のものだが、起きている間に見る夢は「集合夢」というべきか様々な思念が具現化して入り混じっていて、誰かの夢の中で毎日生きているような気持ち悪さがあるのだと思った。

 

そういえば、幽遊白書という漫画で戸愚呂兄という敵キャラがいて、幻覚を見せる「邪念樹」という植物を植え付けれられる話があったことを思い出した。


戸愚呂兄は不死身なので一生養分を吸われながら幻覚と戦い続けるというオチが残酷だなと思っていたが、現実世界も似たようなものなのかもしれない。

 

夢から醒めて我に返ると、知らず知らずのうちに何か得体の知れないものに邪念樹を植え付けられていて、今までずっと幻覚を見ていたのではないかという気分がしばらく抜けなかった。

 

本当に夢から醒める日は一体いつになるのだろうか。

デイ・ドリーム・ビリーバー?DAY DREAM BELIEVER?

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