ヨナオシクス

まったり三十代フリーライター(ワープア)が様々なことを調べています。主なソースはWikipediaとYoutubeです。

星の王子さまと「見えないものを見る力」

星の王子さま」という本がある。

 

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サンテグジュペリというフランス人が書いた本で、学生の頃親戚のおじさんに読んでみることを薦められた記憶がある。当然読まなかった訳だが。

 

 

ここ数年の個人的な自由研究が「なぜ金持ちなのに不幸そうな人がいる反面、金がなくてもよろしくやっている人間がいるのか」だった。なぜこんなことを執拗に調べていたのだろうか。

 

きっとそれが理解できないと、この先何をしても自分の中の問題が根本から解決しないと思ったからだろう。

 

もちろん全ての金持ちが不幸な訳でもなく、金がない人間が必ずしも幸せではないのだが。

 

そんな話をダラダラ飲みながら延々と話をしていた際に、彼らに足りなくてかつ足りているものは「見えないものを見る力」という話になったことがあった。

 

すごい漠然とした響きの言葉の羅列だったのだが、なぜか変に納得するものがあった。そして、後日「星の王子さま」が「見えないものを見る力」をテーマにした本だと知る。

 

大人になって読むと色々と気づきのある本だと思った。

 

特にお気に入りのエピソードにこういうものがある。

 もしあなたが大人たちに対して、
「バラ色のレンガでできた、とても美しい家を見ました。窓にはゼラニウムの花が飾ってあり、屋根には鳩がとまっていました」
と言っても、大人たちはそれがどんな家なのかまったく見当もつきません。


その代わりに、あなたがこう言ったとしましょう。
「一億二千万の家を見ましたよ」
すると、彼らはこう言うでしょう。
「それはさぞかし素晴らしい家だったでしょう!」

 

自分の日常会話を活字にして読んでいるようで思わず笑ってしまった。

なぜなら、自分は「一億二千万」側の人間だったからだ。

 

 

お金持ちなのに不幸そうな人も、同じように数字でしか物の価値を認識できない人が多くて、逆にお金がなくてもよろしくやっている人間は家の造形をきちんと認識できるような人だった。

 

 

もっといえば「見えないものを見る力」というのは、「相手の立場で物を考えることができる力」ではないかと思う。「一億二千万の家」があってもこれがないときっと良好な関係性は維持できなくて不幸を感じやすくなるのだろう。

 

 

とはいえ、「家の美しさ」ばかり見て金勘定しないとそれはそれで問題なので、そこそこ金勘定ができるのが前提ではある。「家の美しさ」が見える人にも見えないものは存在するのである。

 

 

意外にここら辺のバランス感覚が絶妙な人ってあまりいないなと思った。「幸せ」とはこの「見えないものを見る力」のバランスをとることなんじゃないかと最近は思っている。

 

ミエナイチカラ ~INVISIBLE ONE~

ミエナイチカラ ~INVISIBLE ONE~