ヨナオシクス

まったり三十代フリーライター(ワープア)が様々なことを調べています。主なソースはWikipediaとYoutubeです。

CoCo壱番屋の中毒性から思うこと

ココイチのカレーを久しぶりに食べる。

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カレーとしては1000円前後と値段はそこまで安くはなく、味もおいしいもののそこまで印象的という訳でもないのに、ふとした瞬間に「あ、なんかココイチ食べたいな」と思わせる不思議な魅力がある。

 

ある時期まで、「1300gのカレーを20分以内に完食したら無料」というチャレンジ企画を実施していて、友達が嬉々として完食したことを語っていた。今はそれがないことを知って少し寂しい気持ちになった。あったとしてもやらないが。

 

ココイチの特色としては客がトッピングを選べて、ご飯の量、スパイスの辛さを選べる点にあるとは思う。こうかゆいところに手が届くというか。

 

卓上にスパイスが備え付けてあるので、わざわざお金を出してスパイスを足す必要はないのではないかと思っているのだが、もしかしたら厨房で足されるスパイスと卓上のスパイスはクオリティに差があるのかもしれない。

 

他にもカレーチェーンはたしかにあるが、ココイチのカレーは確かに高い分おいしいと思う。ただ、高いからしょっちゅうは通えないものの思い出すと行くので、同じような感じのリピーターは結構いるのではないだろうか。

 

あの中毒性の理由をたまに考えていたのだが、創業者の「宗像徳二」という人物のエピソードに味の秘密があるのだと思った。

 

親に捨てられ孤児院で育ち、とある家の養子になるも養父がギャンブル中毒で経済的に困窮した幼少期を送っていたそうだ。

 

飢えをしのぐために雑草を食べたり、パチンコ屋でシケモクを拾って生活を支えるなど不遇な少年時代を送っていて友達もいなかったという。

 

そんな境遇にありながらも、自身の父親を嫌っていたわけではないと述べている。

 

カレー屋を始めたきっかけというのも、勤めていた不動産屋を脱サラし不動産業を始めるもののあまり上手くいかず、収入を補填するために始めた喫茶店で奥さんが出したカレーが評判になったからだという。

 

カレー屋一本で行くと決断した後、元々の不動産業は閉めて信用金庫から借り入れを行うのだが、そこで借り入れしたうちの20万を社会福祉協議会に寄付している。これから、金が必要になるだろうタイミングでなぜそれをしようと思ったのだろうか。

 

宗次徳二という人物はあまり社交的ではなかったようで、飲みにいって交友関係を広げることもせず、遊びにもいかず、毎日早朝に「お客様アンケート」に目を通し、夜はひたすら深夜まで働きずめるような生活をしていたそうだ。それを社交的な奥さんが埋めてバランスをとっていたのだろう。

 

 

ココイチの中毒性の理由は彼の言葉の中に凝縮されている。

systemincome.com

 

 

そこには、「スキ」が全くないのだ。

 

ただただ、「お客様」がどうしたら満足するのかを偏執的ともいえるボリュームで突き詰めていて、それは彼の抱える底知れない深い闇の裏返しなのではないかと思ってしまうほどだった。

 

インテルの創業者も「偏執狂は生き残る」という言を残しているし、アマゾンのジェフベソスも顧客のクレームは逐一目を通していて、気になったら関係部署に「?」とメールを送っていたそうなので共通する何かがあるのだろう。

 

今はマルチに色々なことをやることがトレンドとなっているが、マルチにやって成果に結びつけることができるのは一つの適性で才能だと感じている。

 

もし、それができない場合どうすればいいのだろうと考えたことがあったが、きっと全てを捨てて「選択と集中」を極限まで突き詰めるしかないのだろう。上手くハマればこれ以上ないショートカットだし。

 

余談だが、お金儲けに成功した人達と会って気がついた共通点が一つだけあって、それは「人のせいにしない」ことだった。

 

それを選択したのも「自分」だし、うまく決断できなかったのも「自分」だし、上手く立ち回れなかったのも「自分」だと彼らは理解していて、上手く行かなくてもそれ以上のサービスを提供するという前向きさがあったような気がする。

 

彼も自分の境遇を親のせいにしないし、サービスが悪かったらそれ以上のものを提供しようとしていてすごいなと思った。

 

なんで、あの環境であんな聖人のような人間が生まれるのだろう。

 

ココイチの中毒性の理由は「居心地」にあるのだろうか。

 

今日のココイチもおいしかったな。

CoCo壱番屋 カレー鍋スープ 750g×2本

CoCo壱番屋 カレー鍋スープ 750g×2本