ヨナオシクス

まったり三十代フリーライター(ワープア)が様々なことを調べています。主なソースはWikipediaとYoutubeです。

内省力と多様性

ある時期、「内省力」という単語を目にしたことがあった。

 

「ないせいりょく」と読むのか「ないしょうりょく」と読むのかいまだによくわからない。

 

なぜこの単語を知ったのかは理由が分からないが、たまたま何かを調べていて関連するワードとして目に止まったのだろう。

 

Googleの検索窓に「内省力」と打ち込むと次のページが出てくる。

 

www.cc-creators.com

 

すごいよくまとまっていて、読んでいていてなるほどと思わせるものがあった。

 

内省とは外側の動きではなく、自分の心の内側の動きにフォーカスする技術のことで外的刺激の多い世の中では見落としがちなものだと思う。

 

なぜ、これに辿り着いたのかきっと自分に足りないものがそこにあったからだとは思う。

 

それをよく説明されている部分を引用したい。

 

Aさんという人は、仕事を一生懸命やって、会社や上司から評価されているとします。Aさんは周りから十分評価されて、結果も残してきているにも関わらず、まだ足りない、まだ足りない、ともっともっとがんばっていてます。時には頑張りすぎの結果、体調を崩すことさえあります。

 

こんなAさんの内側を紐解いてみると、評価される=自分の価値が出せる、という構図があります。そして、その奥には、自分は価値がない(能力がない、無能だ)という無自覚な思い込みがあることがあります。

 

その無自覚な思い込みを払拭するために、がんばって結果を出すわけですが、無自覚であるがゆえに、その思い込みを刺激されることが起こると、価値を出せてないと本人が感じ、心が働き(焦りや怒りなどの感情を感じ)、価値を発揮するためにもっとがんばらないと、と思考が回り、結果、同じパターンが繰り返されます。(※私も同じ思い込み、持ってますー 笑)

 

以前、個人的に抱えていた「酒の飲み過ぎ問題」の原因分析を行っていた際、頻繁に姿を現した「ナルシシズム」のメカニズムともよく似ている。

 

特に今は「視覚優位」になりがちな世の中なので、もし自分の中が外の情報で一杯になったときは「目をつぶって呼吸に集中する」といいと瞑想の本にも書いてあった。目をつぶることで意識を内側に引き戻すことができるそうだ。

 

もう一つハッとさせられた点が昨今よく目にする「多様性」と「内省」が深く結びついているという説明だった。

 

また、引用する。

 よく、ダイバーシティーの話で、多様性を受け入れよう、という話がありますが、本質的には、多様な自分自身の内側を受け入れよう、そうすることで、外側の他者も受け入れる器ができる、ということだと思います。これが内側と外側が連動している、という意味でもあります。

 

つまり、多様性とは外側の問題ではなく内側が外側に反映された結果成立するという説明がなされている。

 

なんとなく思い当たる節がある。

 

多様性といえば、ある日Youtubeでカラオケ屋にボルダリングを設置している店舗の宣伝動画を見つけたことがあった。

 

www.youtube.com

 

すごい斬新で、「多様性ってこういうことなのかな」と思ったことがあった。

 

ただ、カラオケを歌うだけでもどんな曲を歌うかで気を使うのに、そこにボルダリングフュージョンさせたら一体どんなことになるのだろう。

 

最初は誰かが歌を歌っている間、フリースタイルでトリックを決めたりする人が出てきて「ギャハハ」とか笑ったりしているのだろうか。

 

そのうち飽きてくるか、「カラオケを数曲歌ったら次はボルダリングタイムだからその間は歌うたうのやめてボルダリングしようね」みたいな意見が出てきたりするのだろうか。

 

そうなってくると、雀の涙ほどの自分の内省力はきっと「めんどくさい」に負けて場からフェードアウトしていくに違いない。

 

多様性は「場」があって初めて成立するものだと思っているので、やはり不自然な多様性は勝手に自壊していくのではないだろうか。

 

それはそれで自然な姿だから、カラオケはカラオケ、ボルダリングボルダリングで元の姿で棲み分けされて平和な気もする。

 

「多様性を実現する=内省力を高める=個々が自分の器を広げる」という図式があるのであれば、このカラオケボルダリング問題を解決する唯一の手立ては「相手とよく話合う」しか思い浮かばない。

 

もし、これで解決しなければ棲み分けするしかないだろうし、こんな話がきっと世の中にはごまんとあるからいつもどこかで揉めているのだろう。

 

やっぱり内省力を高めるには「時間」が必要だと思うし、それ相応の時間を考慮に入れないと長期的には多様性は絵に描いた餅になるんじゃないかな。

 

まずは、ラーメン屋の行列に並んで「あー、隣の客がうるさい」「早く列進まないかなー」といった雑念を受け入れるところから内省力を高める練習をしている。

世界の多様性 家族構造と近代性

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