ヨナオシクス

まったり三十代フリーライター(ワープア)が様々なことを調べています。主なソースはWikipediaとYoutubeです。

「池上彰くんに教えたい10のニュース」の思い出

2011年がいつの間にか7年前だという。

 

東日本大震災直後、テレビではACのCMが延々と流れ続けていた。

現地の状況を知るためこれ以上ないほどテレビをよく見ていた気がする。

 

震災から一ヶ月経つか経たないかくらいだっただろうか、たまたま「池上彰くんに教えたい10のニュース」という番組が放映されていた。

 

池上彰氏が様々なトピックについて造詣の深いゲストを招待して、それぞれに質問をしていくスタイルのものだった。

 

なんてことのない普通の情報番組ではあったが、途中で菅首相の会見を挟んだりどことなく不穏な雰囲気のある番組で未だに記憶に残っている。そして、最近その動画を見る機会があった。

 

「ぽぽぽぽん」を始めとする懐かしいACのCM。

そして、スマホはまだそこまで普及していなかったことなど当時の状況がCMから伺えた。

 

印象に残っているゲストの一人に「加藤嘉一」氏がいた。

中国通のコラムニストとして当時よくテレビに出ていたが最近あまり見ない。

番組中、胡錦濤に関する質問に答える際に異常に汗をかいていて、「答えたらどうにかなってしまうのだろうか?」と思わせるくらいのかきっぷりだったので未だに憶えている。

7年前、中国は胡錦濤政権で、日本は民主党政権だったことをすっかり忘れていた。

加藤嘉一 - Wikipedia

 

最後の一人がペンタゴンの軍事コンサルタントをしている「ピーターウォレンシンガー」という人物だった。

P・W・シンガー - Wikipedia

 

軍事ロボットなどを専門としていて、無人爆撃機プレデターの話をしていた。

プレデターはリモートコントロールで動く兵器である。米国にいながら遠い中東の地を爆撃する軍人は一見ゲーム感覚で殺戮をしているように見えるが、実際のところ精神的負担が大きくPTSDが多発していると言っていた。ネットも似たようなものなのかも知れない。

 

さらに「最悪のロボット兵器はあるんですか?」という池上氏の質問に対して「EATR(イーター)」というものを挙げていた。ロボットが草、木、死体などの有機物をエネルギーに変えて自律的に活動するものだそう。

 

戦術的エネルギー自律型ロボット - Wikipedia

 

7年経過した今思い返すと、この技術に人工知能とボストンダイナミクスが製作している高性能のハードウェアを組み合わせたら、ものすごい恐ろしいものができるなと思った。当時はまだ研究中だということだったが進捗状況を知るのが恐い。

 

このEATRについてピーター氏は、

 

「科学者が技術的なことばかりに目を奪われて、人間のモラルを忘れてしまっている表れではないか」

 

と付け加えている。

 

あの当時、原発事故の影響もあってかテクノロジーに対しての絶望感が世に蔓延していたと思う。最近はまるであの出来事がなかったかのように、テクノロジーにポジティブな論調が多いような気がする。

 

それだけ時間が経ったということなのかな。

 

この本はなかなか面白かった。

彼らは毎日11紙くらいの新聞に目を通しているらしい。