ヨナオシクス

まったり三十代フリーライター(ワープア)が様々なことを調べています。主なソースはWikipediaとYoutubeです。

マーケティングでつながるタバコと食品

数日前ニュースで「男性喫煙率が3割切った」と言っていた。

 

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かつて男の嗜みであったタバコは数年後にはその姿を消すのだろうか。

それとも、葉巻のように一部の愛好家の嗜好品として細々と生き残るのだろうか。

 

タバコといえば、小さい頃はテレビCMがよく流れていて特にマルボロのCMが印象深かった記憶がある。カウボーイが荒涼とした大地を馬で駆け回り、一服の清涼剤としてタバコに火をつけるシーンは幼心にかっこいいと感じていた。

 

「タバコ=タフガイ=かっこいい」といった現在とは全く異なるイメージは、テレビCMや映画によってもたらされた部分は少なからずあったと思う。実際、久々に見たら吸いたい気持ちが湧き上がってくる。

 

また、Wikipediaにタバコ広告について記載したページがあった。

気になった部分を引用する。

 

たばこ広告(たばここうこく)とは、たばこ産業がスポンサー(特にスポーツ競技)を含む様々なメディアを使用してたばこ製品、または使用(一般的に喫煙)を広告することである。これは現在、マーケティングにおいて最も高度に管理されたものの一つであり、部分的もしくは全てのたばこ広告が禁止されている国もいくつか存在する。

1870年代後半に多色刷リトグラフの開発により、たばこ会社はよりよく彼らの製品を紹介するための魅力的なイメージ作りが行えるようになった。これにより、以前は包装を強化するために使用されたシガレットカードの上へ絵を印刷することに至り、これが初期のマーケティング概念に変化した。

たばこ広告 - Wikipedia

 

 

現在、様々な企業活動において行われている「マーケティング」のルーツを辿ると「たばこ広告」の姿が現れる。そして、それがマーケティング技術の粋を集めたものだったとは驚きだった。

 

この話を考えている中で、以前依存症の原因を究明するために読んだ本の中に、「フードトラップ 食品に仕掛けられた至福の罠」というものがあったことを思い出した。

フードトラップ 食品に仕掛けられた至福の罠

フードトラップ 食品に仕掛けられた至福の罠

 

 

食品会社は製品を開発する上で消費者のニーズを掴むため「砂糖、塩、脂肪」を絶妙なバランスで配合しており、それは「至福ポイント」と呼ばれ、元々は軍隊のレーション開発で培われた技術を応用したものだということだった。

 

ここまででもそれなりに驚きの内容だったが、さらに米国の有名タバコ会社は自国の有名食品加工メーカーを買収し、タバコ広告で培われたマーケティング技術を伝授していたという。

 

これは言い換えれば、タバコ特有の「ニコチン」を「砂糖、塩、脂肪」に置き換えて宣伝販売しているだけで、やっていることは同じなのではないだろうか。むしろ目に見えない分食品の方がタチが悪いような気もする。

 

つまり、タバコそのものの害を論じて臭いものに蓋をしても、根本的な解決にはならないのではないかということだ。なぜなら社会への害を考える上での一番の原因は「販売手法」「宣伝手法」にあるのだから。そこにアプローチをしない限り、タバコ問題が沈静化しても新たな商材やプラットフォーム上で似たような問題は延々と繰り返されるだろう。

 

普通に暮らしているはずだったのに、知らず知らずのうちに目に見えない「ドラッグディーラー」同士の抗争に巻き込まれているとは思わなかったなあ。

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