ヨナオシクス

まったり三十代フリーライター(ワープア)の活動日記です。お金と愛が不足しています。

スティーブ・ジョブズがiPadに唯一入れていた「あるヨギの自叙伝」を読んだ書評

時価総額世界一の企業Appleの創業者であり、MacintoshiPhoneなどを世に送り出したスティーブ・ジョブズとはどんな人物なのだろう。

 

そのスティーブ・ジョブズiPadに唯一入れていた電子書籍が「あるヨギの自叙伝」だったそうだ。

 

f:id:yonaosix:20180609180354p:plain

 

 

スティーブ・ジョブズにまつわる数々の伝記は出版されているが、それらは彼を外側から見た姿であり彼が何を考えて何を見ていたのかを知ることはできない。

 

ドラッグや禅などに傾倒していたそうだが、インドに憧れを抱いていた時期もあったそうだ。しかし、実際にインドを訪れたスティーブ・ジョブズは抱いていたイメージと現実のギャップに幻滅してすぐに帰ったという話をどこかで読んだことがある。

 

「あるヨギの自叙伝」これはインドの話だ。この本はある場所の書棚に収まっていた。当時は関心があったが何分500ページほどある分厚い書籍であったため手にとったものの読むことはなかった。

 

しかし、最近1日1食に凝りだした際に読んだ、食べないで生きている女性の本の中でも「あるヨギの自叙伝」のタイトルについて触れられていた。

www.yonaosix.com

 

「点と点が線でつながる」とはスティーブ・ジョブズ氏の至言のひとつだが、「あるヨギの自叙伝」の中にこれらの超常現象の秘密があるのではないかと一つの仮説がひらめく。

 

そして、あの分厚い本を改めて読むことにした。

 

ネタバレしない程度のざっとした内容紹介をすると、近代の西洋に「ヨガ」を初めて紹介したヨガナンダという人の幼少期からの自伝だ。

 

腕を切り落とされた行者が次の瞬間ケロケロしているといったファンタジー要素が所々散見されるが、キリスト教イスラム教、科学や哲学など様々な分野の知識を用いて精神世界と物質世界を説明している点はとても新鮮だった。

 

一つ気になった点は、インドの科学者であったチャンドラ・ボースという人物について触れられていた章があり、彼の主張の中に「無線の電波機」の話があったことだろう。

 

もしかしたら、スティーブ・ジョブズiPhoneの構想はここから来ているのではないかと妄想が膨らむ。

 

Appleは製品開発を行う際に市場調査を行わず、「人間が使いやすい」ことを突き詰めているらしいが、そういった「人」を主眼に置いた設計思想はこのような内観の世界から生み出されているのではないだろうか。

 

本全体としてはとても冗長で長いため、面白いかといえば個人的にはそこまで面白くはなかった。しかし、この中から必要なものを汲み取る能力がある人にとっては有用な本だと思う。

 

もし、超常的な何かに興味がある方は是非一度読んでみられてはいかがだろうか。

 

あるヨギの自叙伝

あるヨギの自叙伝