ヨナオシクス

まったり三十代フリーライター(ワープア)の活動日記です。お金と愛が不足しています。

勤め人をやめること

20代の頃に勤めていた会社である日会社を辞めるといい始めた先輩がいた。その人とは話をしたことがなかったが、ある日退職者の挨拶のような場で自身の進退をみんなの前で伝える機会があった。

 

これから何をするのか具体的な内容はよく分からなかったが、何か希望に満ちた未来が待ち構えているような話をしていた記憶がある。マルチ商法っぽいものにハマっていたような感じもした。

 

その発表の場に居合わせた同期が、「あいつこれからどうするんやろう。馬鹿だなあ」みたいなことをいっていた。システムとしては伝統的な日系企業も一種のマルチ商法のようなものだと思っていたので他人事とは思えなかった。

 

今の世の中はマルチ商法のようなものだと思う。先行者利益の権利を持っている人のために若い人がそのツケを払うような構造となっている。

 

先輩がやめてから10年以上経過しているが、勤めていた会社は今業績がとてもよい。冒険をした先輩はもしかしたら失敗をして損をしているかもしれない。

 

ただ、安定した道を捨てた人間として彼をフォローをするとすれば、やはり会社をやめることで自分がいかに保護されていたかを知ることができたのはとても大きなことだったのではなかろうか。

 

保険や年金など勤めていたときには分からなかったことを組織を出ることによって否応なしに知ることになる。

 

何かを得るということは何かを失うと同時に、失うことは何かを得るということだと思う。

 

死ななければ問題はないといつも思っている。

 

 

完全自殺マニュアル

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